高橋:そうですね。やっぱりお客さんの権利義務を預かるという立場で進める仕事というのは重みがありますね。

:ひとつの会社の事業の未来をまるごと引き受けるという重責は計り知れないでござる。ヒューマンエラーによるとりこぼしをなくすことも、拙者の重要な任務でござるね!

白坂:ディフェンスとオフェンスではどちらが好きですか?

高橋:ディフェンスの方が好きです(笑)。他の弁護士もそうだと思いますけど、ディフェンスはどこかひとつ勝てば勝ちなので。充足論でも進歩性でも先使用権でもなにかひとつでも引っかかって勝てば請求棄却(勝ち)になるので。そういう意味だと気が楽というか。原告は、全論点で勝たなければ、請求認容(勝ち)にたどりつかないので、原告側で「先生!!絶対勝ってください!!!」という訴訟はやっぱり大変ですね。事件筋がある程度できますから。弁護士はお客さんの持っている案件の事実関係は変えられないんですね。事件の筋を変えることはできないんです。だから訴訟の依頼がきた時の事実関係は変えられない。だけど唯一、微妙な案件をひっくり返す、筋を変えられるとしたら無効論なんです。無効資料調査は事実関係を探し出すかどうかの戦いなので。だから微妙な案件になればなるほど、無効資料調査が重要さを増します。重大な戦いの場において、AI Samuraiが武器として、活用できるよう、これからの進化をすごく期待しています。

白坂:ありがとうございました。

:拙者は、今は特許出願の段階や先行技術調査に特化したお仕事が得意と思われていることが多いけれど、無効調査の場面でもパワーを発揮できるでござるよ。今回の高橋先生のお話を通して、裁判書類についてもっともっと勉強してみたくなったでござる。訴訟や紛争の場面でも活躍できるように、これから益々頑張るでござるよ!

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